転職活動について『どっちが正解か意見が割れる疑問』をテーマに、シリーズでお届けする『どっちが正解?転職診断』。
第二回は『履歴書は手書き?電子作成?』がお題です。
転職ってヘタすると一生を左右する一大事なので、その転職活動で「自分の顔」「看板」となる履歴書を後悔しない方法でつくりたいですよね。
人によって正解が異なるので、ぜひ最後までご覧ください。
転職成功者の7割が選んだ○○を信じちゃダメ
あるアンケートの統計データによると、転職成功者の7割が履歴書を「手書きした」と回答しています。
じゃあ手書きが無難ですね、と私も思いますがぜひ、統計データを鵜呑みにしないようご注意ください💡
ダメな理由は2つあります。
理由1:統計はウソをつく
履歴書を「手書きした」7割の人たちは、手書きしたから転職成功したのでしょうか…?
そうとは限りませんよね💦
成功者のうちの、多数派が正解とは限らないのです。
こうも考えられます。少数派「電子作成」の人たちは、手書きが実は苦手で、仮に無理して手書きしていたら転職失敗していた人たちなのかもしれないです。
多数決の感覚で「多数派の手書きが有利」という誤解を生むという意味で「統計はウソをつく」と説明しました。
理由2:「履歴書=手書き」の信仰はもう時代遅れ
今どき、電子作成された履歴書を嫌う面接官ってヤバくないか、ということです。
履歴書は手書きでないといけないと強く思っている人事の会社は、電子作成が得意なIT人材が応募してくれても逃してしまうのです。
もしそんな時代遅れな会社なら、不採用になった方が安全では…?
もちろん、かといって電子作成だけを推すわけではありません。繰り返しますが、人によって正解が異なるのです。以下で説明します。
手書き?電子作成?→得意な方を選ぶべき
自分が応募したい、働きたいと思った会社を信じて、手書き・電子作成、いずれの履歴書も正当に評価されると考えたうえで、
あなたはどちらの作成が得意ですか?
という視点でフラットに判断してください。それでもまだ悩む場合もあると思います。なぜなら「履歴書=手書き」という慣習は抜きにしても、それぞれにメリット・デメリットが多数あるからです。
以下にまとめましたので、判断の参考にしてください。
手書きのメリット・デメリット
手書きのメリット
丁寧さのアピールをしやすい
達筆だとプラス評価
個性が出る
あたたかみが出る
本気度を伝えやすい
手書きのデメリット💦
書くのが苦手だと個性が裏目に出る
作成、修正、複製に手間がかかる
手間かけた分、不採用時のショックが増加
電子作成のメリット・デメリット
電子作成のメリット
文字が必ず整列するので見やすい
作成・修正・複製が楽
手書きは巧拙に波が出来るが、電子作成は確実に改良し続けられる
IT活用で知的な印象を与えることも
電子作成のデメリット💦
デジタル文字だと印象が弱くなる
電子機器の特別なコストがかかる
IT活用は手書き以上に使い手を選ぶ
どちらが得意かハッキリしないならコレ!
履歴書を「手書きor電子作成」、それぞれの長所・短所をふまえても悩むならば、
時代の流れは間違いなく電子化にある
と申し上げたいです。
パソコンとプリンターなんて不要です。スマホの無料アプリとコンビニプリンターで書類なんて何でも作れる時代です。
(↑スマホでの履歴書の作り方は、近いうちに別の特集記事にします)
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裏ワザ?代筆作成について
彼女・彼氏・嫁・旦那・おとんおかん(父母)・兄弟姉妹に…清書だけ書いてもらいました!
これは意外と正解となる場合があります。文字が苦手なら、上手い人に清書を書いてもらっていいのです。これは不正でなく、単なる工夫です。代筆の履歴書で転職を成功させている人は意外といらっしゃいます。
(手書き→電子作成での清書を頼む場合も含めて)
しかも下書きしたものを他者に見てもらうことで、ミスが減ります。
面接で「代筆してもらいました」なんて自分から言う必要もありません。
もし面接官から「達筆ですね。…ご自分で?」と聞かれたら、照れながら「自分の字だと読みにくいと申し訳ないので、○○に清書を頼みました」と言えば済みます♪
以上、『どっちが正解?転職診断』シリーズ第二回でした。
こんにちは!関西で職業紹介をして7年目、当コラム担当の中村です!
(職業紹介事業許可: 28-ユ-301075)
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