転職活動について『どっちが正解か意見が割れる疑問』をテーマに、シリーズでお届けする『どっちが正解?転職診断』。
第一回は『転職活動は在職中から?辞めてから?』がお題です。
生涯雇用の時代ではなくなった今も、良い職場に巡り合って、定年まで同じ会社で活躍できるのが1つの理想と私は思います。
だからこそもし転職するなら『転職活動を在職中から始めるのか、辞めてから始めるのか』という密かな重要テーマで失敗してほしくないです。どちらが正解だと思いますか?
上のボタンを押すと・・・?
★YES・NOのボタンを押すと、それぞれのメリット・デメリットを、歴史上の人物になぞらえて、楽しく解説していきます。(ページ内でジャンプ)
大人気のワシも登場するぜよ
在職中に動くべきなのか、正解はあるのでしょうか
意外と難しいこの問題。
6年間に2000人以上の転職希望のみなさまから転職活動の状況をお聞きしてサポートしてきた経験上でも、「はっきり言って正解は無い」と宣言したいくらいのテーマです。
しかし!転職サポートのプロとして「推しはこっち」+「妙案」をご提示できた記事に仕上がっています。在職中から動くケース、辞めてから動くケース、それぞれ丁寧に解説していますので
以下のボタンから「私はこっち」というのを選んでみてください。(そのまま下にスクロールが一番オススメ。ボタンはただのショートカットボタンです)
転職活動は在職中から?辞めてから?
上の緑のボタンの「辞めてから」を先に説明していきます。
辞めてから動くメリット・デメリット
在職中に転職活動することを良しとせず、退職して退路を断ってから転職活動・・・
土佐藩を脱藩してまで行動した「いさぎよい」坂本龍馬が転職活動をするとどうなるのでしょうか?
辞めてから動くメリット✨
リセット効果:退職して充分な気力と体力を回復すれば、仮に前職を退職した理由がネガティブなものだったとしても、引きずらずに転職活動がしやすい。
転職活動では、あっさり決まるのが最高とは限らない。「簡単に決まる=人が辞めやすい職場」という可能性もある。同時期に複数企業の面接を受けて、比較して選考を進めるためにも、退職後の充分な時間と体力は必要かもしれない。
辞めてから動くデメリット💦
仕事を辞めてからの転職活動スタートは、収入が止まった状態になるのが最大のデメリット。
収入が止まると、内定が出たら安心して、即決しやすくなる。この企業で本当に大丈夫かな?と思っていても妥協してしまうリスクがある。
退職して、仕事探しを始めたタイミングに「あなたにとって望ましい求人」が出ているとは限らない。
かの坂本龍馬にしても、土佐藩を脱藩して、藩に残る親族(兄や姉など)が責めを受けるリスクを冒しています。
わたしたちも「リセット」のメリットは魅力的ですが、「¥ストップ」のデメリットが気になります。手放しで正解とは言えないかも…?💦
なので次は「転職活動は在職中から動く」を見てみましょう!
在職中から動くメリット・デメリット
「職場の人には言いにくいけど、実は求人サイト見て、面接受けて、転職活動しています」
あなたはまるで松永久秀。
日ノ本一の正直者ゆえ、義理や人情という嘘はつきませぬ。裏切られるのは弱いから裏切られるのです。裏切られたくなければ、常に強くあればよろしい。
松永久秀の名言
画像出典:東京都立図書館
松永久秀(ひさひで)公は、梟雄(きょうゆう:フクロウのオス。残忍で勇猛な人物)と長らく言われていましたが、近年、再評価されている人物です。
上記で紹介した名言は、久秀が織田信長に対し1度目の裏切りで降参した際に言ったとされる名言。裏切りに容赦ない信長が、これを許した珍事として有名です。
義理や人情を優先して沈みゆく主君とともにある(転職しない)ことを「嘘」と看破し、裏切る(転職する)ことの正当性を主張した、と現代風に読み解くこともできますね!
信長の配下といういわば在職中に、信長と敵対する武田信玄から書状を受けて裏切り(転職)に向けた動きをしていた?っちゅう話もあるぜよ
「水面下の転職をポジティブに唱えた日本最初の人物」かもしれない松永久秀は現代でも正解!?
在職中から動くメリット✨
じっくり時間をかけて、自分の蓄えを増やし、自己分析や自己研鑽、転職候補先の調査などができる。
好条件・優良企業の求人というのは非常にレアで、自分や会社の都合で退職したタイミングと発生が重ならないことが多い。在職者はそれを待ちやすい。
在職中から動くデメリット💦
転職活動をしていることが同僚に知られたら冷たくされる…?など疑心暗鬼になることも。
会社側の事情としても、辞める備えをしている人には教育コストなどの投資がしづらい、といった切実な面も。
仮に現職が居づらくて転職したい、という場合。その負の感情が自分の目を曇らせてしまい、時間をかけても転職活動が成功しないリスクも…。
なんじゃ!ワシが正解ではないのかぁ…(´・ω・`)
いえ、どちらかというと、在職中から動いた松永久秀さんが現代では正解と思っています。以下まとめで説明します。
まとめ
拙者の「退職してから転職活動」だと気持ちも晴れちょるし、いっぺんに面接受けて企業を比べる時間もある。けれど金がなくて即決してしまう心配がある上、長期戦にも不利じゃ
ワシの「在職中から転職活動」だと準備がじっくり出来るし、良求人が出るのを待てる!しかし勤め先からの目は気になるのぉ…
本当に悩ましいテーマなのですが松永久秀さんの『在職中から転職活動』を推します。
良求人は、いつ出るか分からないので、長い期間を待てる必要がある。
良求人があっても、競合応募者が採用されて、また待つ必要が出るかもしれない。
転職するなら「最後の転職」をしていただきたいとプロとして思っています。良求人に転職できることは条件として必須です。なので推しは『良求人を待ちやすい→在職中から転職活動』です。
妙案
仕事のベテランや転職慣れした一部の人がやっている「在職中+辞めてから」の融合案、
正社員としてはスッパリ退職し、責任が薄まって勤務時間の自由度が上がる「パートになってから」本格的な転職活動を行う
という妙案もあります。手段としては2パターン考えられて、
- 在職先に、正社員からパートへの切り替えを許可してもらう
- つなぎの、パートとしての新たな就業先を見つける
このいずれかです。
ただし、パートになって収入を下げても、ある程度の期間暮らしていけるという条件が整っていないと出来ないアラワザであることは確かです
2000人以上の過去ヒアリングしてきた転職活動中の方々の中で、覚えている限り10数名なので、200人に1人ほど。希少ケースです
余談
正社員で現職中の方々でも、わたしたちエージェントが無料サポートすることで、
- ご相談や面接同行の中で、気持ちをリフレッシュしていただくこと
- 同時期に複数の面接が受けられるように日程調整すること
- 長期的にリサーチし、良求人が出たタイミングを重視すること
こういったことを心がけ、良い転職を実現していただけるヒントにしています。(もちろん、退職済みであっても上記①と②は共通で、③については個別のご要望に合わせています)
もし弊社のサポートにご興味があれば以下ページをご参考ください
以上、『どっちが正解?転職診断』シリーズ第一回でした。
こんにちは!関西で職業紹介をして7年目、当コラム担当の中村です!
(職業紹介事業許可: 28-ユ-301075)
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